はまみらいウォーク

はまみらいウォーク

2012グッドデザイン賞受賞
土木学会デザイン賞2011優秀賞受賞

水面上に浮かぶ透明なチューブをイメージして

横浜駅から「みなとみらい21」地区への新たな玄関口となる歩行者専用デッキで、横浜駅側からは帷子川を跨いで、日産本社ビルと水際線プロムナード(川沿いの遊歩道)に接続します。

設計業務はデザインコンペに優勝したことにより獲得したもので、当初より、空や水を映しながら水面上に浮かぶ透明なチューブをイメージし、さわやかな風を受けるとともに風雨から歩行者を守る工夫を流線型断面のフォルムに込めました。その実現のため、シェルター(屋根)に曲面ガラスを採用し、桁構造がチューブ状に連続するように箱桁断面形状を決定したことが、本橋の大きな特徴です。

 

構造形式は、橋長約101.5m、有効幅員10.4mの2径間連続鋼床版箱桁ラーメン構造で、基本設計にて設計条件を見直し、当初の単径間から河川内に橋脚を設置する2径間に変更しています。その結果、桁高を薄くでき、橋脚形状に紡錘形断面を採用することでスレンダーなシルエットに磨きがかかると共に、鋼重低減にもつながりました。

また、P1橋脚に当社特許技術の複合PCウェル工法を活用するなど、高いデザイン性を確保しながら適切なコストダウンの提案、実現も果たしています。その他、構造ディテールや照明装置等、細やかな部分にまで工夫を重ね、「みなとみらい21」地区のイメージに沿ったデザインに仕上げていきました。

はまみらいウォーク_夜景

所在地 横浜市西区
発注機関 横浜市都市整備局