事業・技術紹介

ウッドチップ・ベーススタビ工法

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建設発生木材をリサイクルする路床安定処理工法

(路床及びこれを含む交通路:特許第3383289号)

 

ウッドチップ・ベーススタビ工法(WBS工法)は、道路建設現場で発生する伐採材や抜根材などを、その現場内で木材破砕機を使って繊維状にチップ化し、それをセメント系固化材と共に現地発生土に混合活用する路床安定処理工法です。  当工法は、建設発生木材を従来のリサイクル方法に比べ大量に活用できるのが特徴で、環境にやさしい工法として注目されています。

 

なぜウッドチップ・ベーススタビ工法を開発したか?

建設発生木材とは

  1. 古い家の建て替えなどによって、年間、約450万トンの不要木材が発生しています。
  2. 道路や橋などの建設によって、年間、約50万トンの不要木材が発生しています。

建設発生木材500万トンを直径1mの木に換算すると、その長さは…

建設リサイクル法

法の対象は次の工事などで、2002年5月30日に施行されました。

  1. 床面積の合計が80㎡以上の建築物解体工事
  2. 建築物以外の解体・新築工事は請負代金が500万円以上の工事

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これまでのリサイクルの方法

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ウッドチップ・ベーススタビ工法とは

道路建設現場で発生する伐採材や抜根材などを、その現場内で木材破砕機を使って繊維状にチップ化し、それをセメント系固化材と共に現地発生土に混合活用する路床安定処理工法(※)です。

道路舗装の基本的な構成

道路舗装の基本的な構成

※路床安定処理工法とは、道路の基盤となる路床が軟弱で、交通荷重などを支えるのが困難な場合、この路床にセメント系固化材などを添加混合して改良を行うもので、ウッドチップ・ベーススタビ工法ではセメント系固化材のほかに、チップ化した建設発生木材を添加混合します。

 

特徴

特徴ウッドチップが腐ることなく土の強度を高めることができ、これまでのリサイクル方法より大量に活用でき、経済性に優れ、地球環境に優しい工法です。

 課題

(1)ウッドチップの耐朽性
ウッドチップの耐朽性は、独立行政法人森林総合研究所での「耐朽性試験」で確認しましたが、今後、試験施工によってその信頼性を高める予定です。

 

(2)ウッドチップによる土の補強効果
路床の強度は、土の種類に依存する傾向があるため、今後、多数の種類の土に対して試験を実施して強度を確認すると共に、安定的に補強効果が得られるよう改良する予定です。

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