事業・技術紹介

日光大谷川護岸

日光大谷川護岸

流水の侵食・堆積作用に応じた護岸のデザイン

栃木県日光市を流れる大谷川では、土砂を含んだ洪水の氾濫を防ぐため、連続した床固工を持つ渓流保全工を整備することにより、効果を上げて来ました。一方、土砂を含んだ洪水により河道内に土砂が異常堆積した場合は、再び氾濫の危険性が有るため、低水護岸を設置し、その整流効果により異常堆積を防ぐ計画がされました。

護岸のデザインに当たっては、洪水時の水衝部と水裏部の位置を予測し、水衝部側は河岸が流水によりえぐられたような形状を採用し、水裏部側では、外にはらんだような堆積形状を表現しました。

大谷川_護岸

 

地域の歴史的構造物に用いられた伝統工法の適用

谷積み

谷積み図世界遺産である二社一寺の近くを流れる大谷川では、「釜ヶ沢砂防堰堤」をはじめ、11の施設が国の登録有形文化財に指定されました。これらの施設を構築するために用いられている石済みの技術が「谷積み」です。谷積みは、河川で用いられる伝統的な石積みの技術であり、日光の伝統工法であると考えられるため、これを護岸に適用しました。

 

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