ニュースリリース

2008年4月1日

保全エンジニアリング研究所設立のお知らせ


当社は、急速に高齢化する橋梁などの構造物の保全に係わる多様なニーズに迅速かつ総合的に対応するために社内に「保全エンジニアリング研究所」を設立しましたので、お知らせいたします。

1.名称保全                            エンジニアリング研究所

2.設立年月日                         2008年4月1日

3.設立の背景と目的

昨年、わが国でも橋全体の崩壊につながりかねない部材の破断が相次いで発生し、老朽化が進みつつある橋への対応が現実的な課題としてクローズアップされてきています。国土交通省では有識者会議を設置して、橋梁保全の仕組みを見直す議論を進めています。
当社は、かねてより橋梁保全への取り組みを強めており、取り組みを通して生まれたニーズに対応して、『自立型ネットワーク計測システム(特許取得済)』などの計測・モニタリング装置や『交通振動の数値シミュレーションプログラム』などの解析ソフト、ASPの仕組みを利用して橋梁マネジメントシステムを提供する『道の知恵袋』など、一歩進んだ技術の開発にも積極的に取り組んできました。昨年発生した部材の破断事故の応急対策工事でも、これらの技術力を発揮してきたところですが、それを契機として問題をトータルに解決するエンジニアリング技術とそのための人材をさらに拡充することの必要性を確信しました。
『保全エンジニアリング研究所』は、橋梁等の道路構造物の保全に関して「点検・調査」から「計測・モニタリング」、「解析・診断」、「補修検討・設計」、「施工管理」、「維持管理計画策定」に至るトータル・エンジニアリングを提供します。また、要素技術の研鑽、新しいニーズに対応する技術開発、人材育成を通して、橋梁の高齢化や高機能化に伴って発生が予想される未知の問題に迅速に対応できる真の保全技術の確立を目指します。

4.組織体制

当研究所は、対象構造物の現状を把握して補修の必要性や補修内容についての判断を担当する『計測・診断室』と、橋梁を群やネットワークとして捉え、計画的かつ有効な資産管理を担当する『構造物マネジメント室』の二つの専門分室で構成されます。また、有識者や大学などの外部研究機関との幅広い連携を図り、高度で信頼性の高い保全技術を提供できる体制を構築します。

5.所在地                               大日本コンサルタント株式会社 本社内

6.研究所長                             笠井 利貴

7.常勤所員                             6名

PDF保全エンジニアリング研究所設立のお知らせ(PDF:20KB)

 

最新の記事

7月1日
大日本ダイヤコンサルタント株式会社|ホームページのお知らせ
6月29日
【「飲食のチカラ」で公共の場を社交場に】の記事が、日本外食新聞に掲載されました
6月12日
「田中賞作品部門|気仙沼湾横断橋|設計者・大日本コンサルタント 」の記事が、橋梁新聞に掲載されました