砂防|関東 M.A.
駒澤大学 文学部地理学科卒(1994年)
砂防設計7年→砂防広報3年→砂防設計13年で現在に至る。
イメ-ジに近い構造物と使われ方を確認した時の
充足感を一緒に味わいましょう!
好きなことを仕事にする幸せ
私は昔から川が好きで、川を眺め遊んでいました。
今思えば「川好き」が高じ、「川」に携われる仕事をするためにコンサルタントの門を叩いた気がします。
入社してからは、主に山間部の渓流を対象に、土砂災害を防ぐことを目的とした砂防施設の計画や設計を行ってきました。
新入社員の頃、客先や先輩社員、同期の口から出る技術的な言葉が理解できず、不安な毎日を過ごしていました。それでも、仕事を通じ全国の川の魅力に触れ、夢中になって業務をこなしている中で、少しずつ技術を覚え、コンサルタントという仕事に責任や誇りを感じるようになりました。
神を細部に宿らせる仕事
「神は細部に宿る」、「一期一会」、私が仕事を行う際に常に肝に銘じている言葉です。
最近、自分が設計した構造物を目にする機会がありました。現地調査の際に見た魚が印象に残り、魚類の生息環境に細部までこだわり設計した構造物でした。イメ-ジに近い構造物と使われ方を確認した時の充足感は、コンサルタント冥利につきるものがあります。
また、仕事の対象となる場所に携わるのは、一般に数か月から一年ぐらいですが、施工された施設は、その場所に半永久的に残ります。何十年後に設計した施設がどのようになっているのか考え、一つ一つの仕事に向き合っています。
多様な人材を活かした職場
今私が所属している「砂防計画室」という部署は趣味人が多くいます。遠方の出張に同行すると、その場所に関する、釣りや山登り、洞窟探検、歴史などの話を聞き、室員の意外な一面を垣間見ることがあります。かく言う自分も、出張の間隙をついて砂金や鉱物を探し歩いています。
コンサルタントに集まる人種は、趣味が趣味にとどまらず、現地での調査など、仕事に反映されることが多いです。好奇心旺盛な一流の野次馬といったところでしょうか。
また、学生時代に土木以外の分野を専攻していた人も多くいます。
一つの業務を完成させるために、異なる分野の専門家が、「それぞれの得意分野」と「計画や設計をする場所への想い」を持ち寄り、モザイクのように組み合わせることで成り立ちます。
あなたの持つ、専門分野をコンサルタントという立場で役立ててみませんか?