大日本コンサルタント株式会社

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インフラ

インフラ

常務執行役員 インフラ技術研究所長 平山 博

経歴:1985年に大日本コンサルタント株式会社入社。開発部に配属となり、橋梁の構造解析や本四架橋の計画設計に携わった。1990年から3年間、長岡技術科学大学大学院博士後期課程に社内留学し、橋梁の最適構造設計の実用化に関する研究を行った。1993年から企画開発部に戻り、橋梁の解析・設計に関する調査研究並びに吊橋や斜張橋の計画設計、耐震補強設計に従事。2010年に保全エンジニアリング研究所に異動し、橋梁の維持管理に関する調査研究に従事。2014年からインフラ技術研究所長として、研究開発の総括責任者並びに斜張橋詳細設計業務の管理技術者として従事し、現在に至る。

資格:工学博士、技術士(建設部門:鋼構造及びコンクリート、総合技術監理部門:鋼構造及びコンクリート)、FE(Oregon、Civil)

常務執行役員 インフラ技術研究所長 平山 博

経歴:1985年に大日本コンサルタント株式会社入社。開発部に配属となり、橋梁の構造解析や本四架橋の計画設計に携わった。1990年から3年間、長岡技術科学大学大学院博士後期課程に社内留学し、橋梁の最適構造設計の実用化に関する研究を行った。1993年から企画開発部に戻り、橋梁の解析・設計に関する調査研究並びに吊橋や斜張橋の計画設計、耐震補強設計に従事。2010年に保全エンジニアリング研究所に異動し、橋梁の維持管理に関する調査研究に従事。2014年からインフラ技術研究所長として、研究開発の総括責任者並びに斜張橋詳細設計業務の管理技術者として従事し、現在に至る。

資格:工学博士、技術士(建設部門:鋼構造及びコンクリート、総合技術監理部門:鋼構造及びコンクリート)、FE(Oregon、Civil)

魅力ある研究所

インフラ技術研究所は、保全エンジニアリング研究室、防災構造事業室、空中探査事業室、次世代交通推進室、ICTソリューション室からなる技術開発部と、景観環境デザイン部、および管理室で構成され、総勢39名の精鋭が日々研究開発業務に励んでいます。

インフラ技術研究所が目指す姿は、異分野の先端技術者が一堂に会することのメリットを活かして、新たな分野に果敢に挑戦し、他社との差別化を図るべく『NEブランド』技術を開発するとともに、『新たな事業』を開拓することです。

これを実現するために、以下の取り組みを行っています。

  • 外部機関(大学や異分野・異業種企業等)との連携・協働体制を強化・拡大し、Win-Winの関係を構築することで、新規分野の開拓及び効率的かつ効果的に研究開発を実施する。
  • 企業価値向上のために、論文発表、メディアへの技術紹介、特許取得を積極的に行って社外にPRするとともに、大学訪問及び研修生受入を行うことで大学との連携を密にする。
  • 将来を担う人材を育成するために、大学や社外研究機関への派遣による技術力の向上、または支社との共同業務実施により特化技術の伝承を行う。
  • 技術力向上のために、社外委員会に参画して、有益な技術情報を収集・蓄積・発信する。また、社内支援及び連携の観点から、新技術または要望の高い技術の習得並びに当社特化技術の継承・高度化及び社内普及を行う。更に、個別の技術相談に対応する。

当社に利益をもたらす研究部門として自立するとともに、いつもワクワクでき、社内外の方から憧れられるような魅力溢れる研究所にすることが目標です。この実現が、当社のより一層の発展に繋がると考えています。

入社時の夢

大学院で橋梁の構造解析に関する研究に興味を抱き、橋に関する仕事に就きたいと考えて1985年4月に入社し、開発部に配属されました。当時は本四架橋が最盛期で、長大橋の設計に携わる機会に恵まれました。来島大橋や多々羅大橋の計画・検討業務では、座屈や耐風設計等を学びました。これを機に吊橋や斜張橋の設計に係わっていき、将来、自分の設計したものを残したいと思うようになりました。

社内留学制度による大学院での研究活動

入社後5年目からの3年間は、会社に籍を置きながら長岡技術科学大学大学院博士課程にて研究する機会を与えて頂きました。橋梁の多目的最適構造設計に関する研究を行い、斜張橋ケーブルの最適プレストレス量の決定等に適用しました。この3年間で、技術的課題を解決するための物事の捉え方の本質を教わった気がします。

ロマン溢れる海峡横断プロジェクトへの参画

平成5年4月からは会社に戻り、海峡横断プロジェクトの調査業務に参画させて頂き、未知の領域である支間長3000m級の超長大吊橋の計画設計に携わりました。このような夢のあるプロジェクトが途絶えているのはとても寂しく残念であり、国家財政の復活が望まれるところです。

私の思い入れの強い橋梁

私の橋歴で最も長い期間を占めるのは、富山新港を跨ぐ5径間連続複合斜張橋の新湊大橋(写真)の設計です。斜張橋の骨組計画に始まり、構造解析、耐風・耐震検討、塔とケーブルの詳細設計、その後の工事対応に携わりました。工事完了と思いきや、桁とケーブルが風で暴れ出したため、現地計測を含め、15年間お付き合いさせて頂いています。この業務では多くの事を学び、同時に多くの失敗もしましたが、その度に同僚に助けて頂きました。

様々な出会いに感謝!

海外の架橋計画業務にも参画する機会を得ました。中国やベトナムの技術者と出会い、文化や考え方の違いを感じながらも一緒に仕事ができたことは、とても貴重な経験です。

今まで数多くの橋に出会い、また業務や委員会を通じて社内だけでなく官公庁や大学、民間他社の多くの技術者や研究者と出会うことができました。私にとって何物にも替え難い財産です。

次世代に良質なインフラを残す!

ここ最近は、マルチコプタを利用した橋梁点検システムの開発等に従事しつつ、インフラ技術研究所長として、橋梁保全事業・特殊構造事業・新エネルギー事業・地域マネジメント事業・川づくり事業・空中物理探査事業に関する研究開発を総括しています。今後も新たな出会いを大切にし、次世代に良質なインフラを残すべく、社会に貢献して参ります。

学生へのメッセージ

インフラ技術研究所は様々な分野の技術者が集まっているため、一つの物事を多方面からとらえることができ、とても新鮮です。大学等の研究機関や異分野他業種の外部機関との付き合いも多く、今までとは違った考え方や新たな発想を聞くことがあり、非常に刺激的です。また、比較的やりたいことができる組織ですので、好奇心が旺盛な方、自分のやりたいことがはっきりしている方、最後まであきらめない方、是非お集まりください!

一緒に新たなものを創りだしましょう!

私を知って!

趣味はスポーツです。ゴルフは「50の手習い」で始めました。当面の目標はハーフでのAge-Shootingを確実にする事です。また、最近、学生時代にやっていたテニスを20年ぶりに復活しました。

座右の銘は、「あきらめない限り、人生には成功しかない」。また、「1日生きることは1歩進むことでありたい。」は湯川秀樹博士の言葉で、学生時代にテレビから流れた言葉が心にとまりました。

PHOTOS


  • 入社当時の写真

  • 新湊大橋にて

  • 海外業務(ベトナム・ホーチミン)

  • マルコ

  • 研究所のキックオフミーテイング

  • ゴルフ