事業・技術紹介

老朽化した八敷代橋の撤去

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 山形県最上郡真室川町の八敷代(はっしきだい)橋は、県道真室川鮭川線が八敷代川に架かる橋長60m、幅員4mの鋼ブレストアーチ橋で、1953年に竣工しました。2010年11月まで供用されていましたが、200m下流において新たなバイパスが開通(新橋も当社が設計を担当)したことに伴い、老朽化した旧橋が撤去されることになりました。

 

V型成型爆破線を使用した爆破による落橋撤去

谷底に落下した八敷代橋

谷底に落下した八敷代橋

爆破を見守った工事関係者と地元の人々

爆破を見守った
工事関係者と地元の人々

旧橋の撤去にあたっては、河川管理者(真室川町)や地元漁協の了解が得られたこともあり、爆破による落橋撤去案を提案し、採用されました。これは、舗装や床版コンクリートを取り除いた橋体をV型成型爆破線という金属切断用の特殊爆薬で爆破落橋し、落下した鋼材を小割りして回収する方法で、ケーブルクレーンを利用する従来工法と比べて、費用は6割程度に抑えることができます。なお、この爆薬を使用した橋梁の撤去は珍しく、今回が全国4番目(道路橋では2番目)の事例となりました。

 2011年2月7日の爆破落橋当日は、現地見学会が催されました。橋体が爆破されると大音響とともに黒煙が立ちあがり、一瞬にして谷底に鋼材が落下していく模様を工事関係者と地元の人々が見守りました。谷底に落下した鋼材は約1ヶ月掛けて回収され、再利用されます。

 

 

所在地

山形県最上郡真室川町

発注機関

山形県最上総合支庁建設部

八敷代橋の爆破解体の模様を動画形式でご覧いただけます。

 

関連記事