ヒト・モノの把握・可視化システム

~住民の安全・安心な避難と自治体職員の避難所運営をサポートします~

 

△避難所の満空情報表示

 

避難にまつわる情報を住民へ提供するとともに、避難状況を的確に把握することで効率的な避難所運営を支援

突然の災害の発生時、私たちは避難に対して十分な準備が出来ているとは言えません。いざ避難行動をおこそうとしたときに、どこの避難所が近くてどうやって行けば良いのか、ペットも受け入れてもらえるのか、授乳室・障がい者用トイレがあるのか、といった情報を知らずに避難していることが多々あります。さらに、避難所に到着したものの、避難所が満員で入所できないというケースも散見されています。

一方、避難所を開設・運営する自治体職員は、直面する避難所の受付・問い合わせ対応等に忙殺され、被害状況確認や復旧手配等へ手が回らない状況です。また、どこの避難所にどのくらいの避難者がいるのかも一体的に把握できていないために、災害対策本部での救援物資の割り振りなどは非効率になっています。

そこで当社では、災害発生時の住民の安全・安心な避難、自治体職員の避難所運営作業の負荷軽減を実現できる「ヒト・モノの把握・可視化システム」を開発しています。

このシステムによって、災害発生時に避難者が知りたい情報をリアルタイムに発信することで、住民にとって安心な避難行動を実現するとともに、避難所の避難者・救援物資の情報をシステムを介して管理し、避難所運営に関わる業務負荷の軽減を実現します。

 

 

安心かつ安全に避難ができる環境を創出 <住民の視点>

ヒト・モノの把握・可視化システムでは、避難する住民に対する情報として、避難所の設備情報(障がい者用トイレの有無、ペットの受け入れ可否等)、リアルタイムでの備蓄物情報(食料、水、毛布等)、リアルタイムでの満空情報(収容率別に色分け表示)をブラウザ上で提供します。

これにより、避難したい人が自分の状況に応じて適切に避難所を選択することができ、受け入れを拒否されることなく避難ができるようになります。

さらに今後は、ヒト・モノの把握・可視化システムと株式会社JX通信が提供している防災マップ機能とを連携させ、リアルタイムでの被災情報や危険箇所情報の提供を行うことで、避難ルート上の危険箇所の情報も把握できるようになり、危険な箇所を避けて安全に避難できる環境も提供していきます。

 

△避難所の設備状況・備蓄情報表示

 

避難所運営に関わる多様な業務の効率化を支援 <自治体職員の視点>

ヒト・モノの把握・可視化システムでは、これまで受付簿記入で対応していた避難者の受付作業をPCやタブレット、スマートフォン等の使用により簡素化させるとともに、避難者情報や避難所の備蓄品の状況をシステムを介してリアルタイムで一体的に管理できるようになります。

これにより、避難所運営に関連する一連の業務(入所受付、安否確認、支援物資調整、避難所統廃合など)の効率化が図られ、自治体職員の作業負荷軽減、さらには災害対応時における自治体職員配置の最適化をサポートします。

 

 △避難所の設備状況・備蓄情報の更新画面

 


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