2011年5月27日
当社は「制震技術による長大斜張橋の合理的耐震補強-東神戸大橋と天保山大橋-」にて、平成22年度土木学会技術賞(Iグループ)を受賞しました。当賞は、具体的なプロジェクトに関連して、土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められる計画、設計、施工または維持管理等の画期的な個別技術に対して贈られるものです。
阪神高速道路の東神戸大橋と天保山大橋に、新しい制震技術を活かした合理的な耐震補強を実現しました。
受 賞 者 : 阪神高速道路株式会社
ショーボンド建設株式会社
日立造船株式会社
川金コアテック株式会社
株式会社綜合技術コンサルタント
大日本コンサルタント株式会社
東神戸大橋(橋長885m)
当社が担当した東神戸大橋では、オールフリーの支持形式で、大規模地震時、特に橋軸方向に対して過大な主桁の変位を抑制するために、縦置きサンドイッチ型積層ゴムダンパーとケーブルを組み合わせた制震装置を設置しています。
縦置きサンドイッチ型積層ゴムダンパーとは、積層ゴムを縦方向に配置してサンドイッチ型とすることで、積層ゴムが大地震に対してスムーズに変形することが特徴的な制震装置です。性能確認実験とゴム形状の最適化等を検討し、詳細設計を実施しました。