大日本コンサルタント株式会社

技術管理

技術管理

技術管理 Y.K.

東京都立大学大学院 工学研究科土木工学専攻 2004修了
東京橋梁3年→休職1年(育児)→東京橋梁3年→休職半年(育児)→東京橋梁1年→東京技術管理1年→本社技術管理6年目で現在に至る

技術管理 Y.K.

東京都立大学大学院 工学研究科土木工学専攻 2004修了
東京橋梁3年→休職1年(育児)→東京橋梁3年→休職半年(育児)→東京橋梁1年→東京技術管理1年→本社技術管理6年目で現在に至る

様々な人達に支えられた『仕事と子育ての両立』

子育て技術者のパイオニア

私は兵庫県出身で、高校時代に阪神淡路大震災の被災経験を機に土木を志しました。

大学では、主に歩道橋におけるグラスファイバーの構造的な適用性について研究を行いました。当社との出会いは、大学院の研究室在籍時に、とある橋梁の実橋試験で現社長に出会ったことです。2004年に入社し、東京支社の構造保全計画室に配属となり、圏央道の橋梁設計、国総研の活荷重に関する検討などを担当しました。

2006年、技術力を蓄えるべき下積み時代に第一子を出産し休職。当時の女性技術者としては画期的な行動で会社を困らせました(笑)。復職後、東京構造センターに配属となり、下部工の詳細設計を担当しました。2008年には第二子を出産しました。基本、夫の助力は得られず、技術を蓄えながら日々戦争のような毎日を過ごしました。しかし、時間に制約のある働き方の結果、総合職から一般職への変更を余儀なくされました。その後、東京支社の技術管理室で設計照査を経験した後、現在の技術統括部に異動し、社内の技術系の管理業務を担当しました。今思えば、出産のたびに部署が変わるという状況でしたが、おかげで会社のいろいろな人と出会うことができました。2人の子を出産した当時は、『ワークライフバランス』という言葉が出たての頃で、業界的には女性が働きながら子育てする事は不可能と思われていました。しかし、要所で支えてくださる方が社内に居たおかげで、現在に繋がっています。総合職へも復帰する事ができました。

2012年からはCIM※1の試行業務を担当。また、建設コンサルタンツ協会のICT普及専門委員会に所属し、CIMを中心とした建設ICT技術の普及に従事しています。現在従事しているCIMの業務は、これまでの橋梁設計業務とは少し畑違いのところもありますが、新しい分野の為、様々なプロセスを決定する過程に自分の意見や考えが取り入れられる事にやりがいを感じます。

2人の子供の成長を楽しみに、つま先だけでも夢に向けて2継続して研鑽する事を目下の目標にしています。

 

※1.CIM:Construction Information Modeling の略で、公共建設事業の一連のライフサイクルで、対象物となる3次元モデルを継続的に活用することにより、建設事業全体の生産性の向上を図る取り組み。
※2.つま先だけでも夢に向けて・・・は、以前、鹿島建設の女性技術者が話されていた言葉で、自身の将来について悩んでいる時期に励みとなったため引用させていただいた。

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