ニュースリリース

2011年2月7日

土木学会デザイン賞2010 優秀賞受賞


土木学会デザイン賞2010にて、当社が参画したプロジェクト「川崎ミューザデッキ」が優秀賞受賞作品に選定されました。

土木学会デザイン賞は、公共的な空間や構造物など、幅広い分野を対象に公募で集められた作品のなかから、特に景観の創造や保全を実現した作品に貢献した人物や組織に贈られる賞です。10回目となる今回は、29の作品から最優秀賞3件、優秀賞4件、奨励賞3件、特別賞1件が選定されました。
なお、当社が設計に携わった作品としては、第1回の「汽車道」と「志賀ルート-自然と共生する道づくり-」(ともに最優秀賞)、第2回の「ふれあい橋」(優秀賞)、第3回の「南本牧大橋」(優秀賞)、第7回の「苫田ダム空間のトータルデザイン」(最優秀賞)、第9回の「新豊橋」(最優秀賞)に続く7度目の本賞受賞となりました。

 

優秀賞 川崎ミューザデッキ

川崎ミューザデッキは、JR川崎駅と再開発ビル(ミューザ川崎)を結ぶ歩行者専用橋で、2003年12月に竣工、開通しました。

デザインの特徴は、駅前広場のケヤキ大木群を保全し、かつデッキ利用者の視界に取り込んだ点にあります。そのため、雨天時の利便性確保と晴天時の日よけ効果を狙って全長に設けたシェルターは、保全した樹木群を見る方向に開けた片持ち式としています。緩やかな弧を描く線形は、駅前広場地上部のバスシェルターを兼ね、桁下空間の開放感を高めています。また、照明器具等はすべて構造物に内蔵するなど、舗装パターンにいたるまで細心の注意を払い、デッキ線形が際立つデザインに仕上げました。

受 賞 者

松井幹雄(当社社員:デザイン統括・デザインコンセプト立案)、大野美代子、池上和子、松村浩司(当社社員:橋梁予備設計および詳細設計)、原隆士(当社社員:橋梁詳細設計)、松本淳一、鵜飼幸雄(故人)、中島龍興照明デザイン研究所、都市基盤整備公団 神奈川地域支社(当時)、川崎市まちづくり局市街地開発部市街地整備推進課

所 在 地

川崎市JR川崎駅西口

発注機関

都市基盤整備公団 神奈川地域支社(当時)

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